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| 前回はアーバン・ディクショナリーでしたので、今回は真面目に英語版ウィキペディアなどでアニメ方面をいくつか取り上げようかなと。 ただイロモノ好きの自分としてはウィキでは萌え、ハーレムアニメなどの珍奇な方向でピップアップしてみました、ハハッ。 |
| INDEX:TITLES |
| ◆ Uncyclopediaより Anime/ドラゴンボールZ/他 |
| ◆ 英語版Wikipediaより ネコミミ/おねがい☆ティーチャー/萌え/ハーレムアニメ/ドラえもん/音速丸/シャア・アズナブル |
| ◆ アニメについて言いたい22のこと ― アニメに見る日本文化 ― |
| ウィキペディアのパロディ版? |
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【Anime】 アニメとは、サタンが作り出した幻覚を引き起こし、けいれんの原因となるカートゥーン・ジャンルのこと。 元来は十代の日本人男性でポピュラーな、自慰を助けるものであったが、現在では世界中に広まったおり、半ばれっきとしたアートフォームとなっている。 最も人気のある映画はたいていの場合、触手レイプモンスターが登場し、ものすごいプロポーションをした無数の女生徒を追い回す。 こういったチェイスには、必ずモンスターにより白いコットンパンティをむしり取られる女生徒がいる。 多少、哲学、近親相姦、大きな目、巨大ロボット、ドラゴン、巨大ロボットドラゴンを取り入れれば、ヒットは確実だ。 北米のダサ坊は現在、自分らのアニメスタイルのエロ画創作のため、津々浦々にこの自慰ネタを探している。 変質者、社会的知的障害者、精神病者の最もクールなカルチャートレンドとして、 アニメはダンジョンズ&ドラゴンズ、スタートレック、ファーリ・ファンダムに取って代わった。 …っていきなりコレかい。― ウィキペディアのパロディ版Uncyclopedia 2005年3月16日付から ―でした。妙なサイトがあるもんですね。 しかし18禁アニメとしては当たっているような…(^^;) 因にこんなんも載ってました。 【Naruto】 魔法使いを忍者に置き換えることで『ハリー・ポッター』をバレずにコピーしようとするも、失敗したアニメシリーズ。 なんのこっちゃ、この辞書によると『ポケモン』は古代ギリシャ人が作り出したそうです…。ついでにさらに検索してみると、 【ドラゴンボールZ】 『ドラゴンボールZ』はフィクショナル・ノンフィクションのカートゥーンだ。日本のほとんどのアニメと同様に、けいれんを蔓延させる目的でヤクをやってる奴につくられた。 『DBZ』はほとんどポルノじゃないにもかかわらず、非常に人気があることがわかった。原作者鳥山 明は、話を決して終わらせない方法を発見したことでも知られている。 元々はmangaであり、mangaとは本放送に先立って、パピルスにアニメ絵を描くという古代エジプトの習わしのことだ。 ■ メインキャラクター * 孫 悟空 同時多発テロ事件後のアメリカにおいて、悟空は「サイヤ人」もしくは「サイヤン」と呼ばれる人間そっくりの異星人である。 地球に不時着したにもかかわらず、一人の農夫も誘拐しなかった。これは多くの人々が大いに賞賛していい特徴である。 悟空は、敵を吹き飛ばすのに使えて、一回だけ用いても誰も彼も死んでしまう「かめはめ波」と名付けられた亀を持ち歩いている。 * クリリン クリリンは禿げだ、その禿げはクリリンを最悪のキャラクターにする。クリリンもよく死ぬが、諸研究により禿げは死を引き起こさないことが明らかになった。 禿げは実にイライラさせるだけなのだ。 * ベジータ ベジータは汚い銀行家として『メリー・ポピンズ』に主演した後『DBZ』に登場したサイヤ人である。 ベジータのヘアカットは無惨だ、でシリーズの大半でマシな髪の悟空に嫌がらせをしてやろうと精を出す。 * 孫 悟飯 悟空の息子。シリーズのほとんどのキャラクターとは異なり、悟飯は年をとる。個人的にこの律儀さには文句を言いたい。 たいてい何もきちんとできず、悟空に泣きつく羽目になる。 * ピッコロ ピッコロは以前はよく人間を誘拐していた緑色の異星人だが、今やもう金にならないと判断し、気持ちを切り替えて重厚なマントを纏うことにした。 ピッコロは悟飯と仲良しである。子供の頃、自分達の両親が彼らを一緒に砂場で遊ばせたからだ。 ■ サブキャラクター * チチ ヒラリー・クリントンよりむかつく悟空の嫁。 * ブルマ シリーズの最も長期にわたるキャラクターでベジータの愛人。ブルマは青い髪をしている。アニメのお約束に従い、キャラクターの一人は常に青い髪でなければならない。 * トランクス ベジータとブルマの息子で紫の髪をしている。トランクスがゲイであると言いたいのかもしれない。『ドラゴンボールGT』では他のサブキャラの男達と違って、いつも女の尻を追い回しているわけではないからだ。 * 悟天 悟空の次男坊で、生まれたときにはもう悟空はあの世にいた。悟天は悟空に似ていて、それは同じようなキャラクターでもっと多くのエピソードを作ることが可能ということだ。 父親同様、悟天はIQが低い。 * 亀仙人 普段エロマンガを読んでいる好色で変態の爺。亀仙人は亀と同居しているが、有り難いことに亀のポルノは読まないのだ。 * 魔人ブウ ブウはすごく太っているが、たまにすごく痩せている。オプラ(※米国の黒人女性で、絶大な人気を誇るトークショーの司会者)のような人間においてのみ見られる特徴である。 しかしながらブウは人間ではなく、実は風船ガムでできている。魔人ブウ編とは、悟空がブウの腹の中で「※1 バズーカ・ジョー・コミック」を見つけようとする話である。 (※1 米国で有名な風船ガム、バズーカ・ガムの四角い箱や包み紙に描かれたコミック。1960年代頃に登場し、10代ギャングのバズーカ・ジョーがリーダー的キャラだったそうです) ■ プロットの概要 多くの人が『ドラゴンボールZ』は戦いが全てであると不正確に主張する。これは明白に真実ではない。戦いが頻繁に止まるごとに制作陣は新しいエピソードを作れるのだ。 『ドラゴンボールZ』は145の2倍、合計290話近くあった。 * フリーザ編 みんな二度死ぬ。悟空はフリーザを殺す。これに107話かかる。 * セル編 みんな死ぬ。セルが悟空を殺したので悟飯はセルを殺す。これに73話かかる。 * 魔人ブウ編 みんな死ぬ。悟空は分離した魔人ブウを殺す。これに110話かかる。 |
| こちらは本物、英語版ウィキペディアより |
【Catgirl (ネコミミ)】キャットガールとは猫耳と猫の尻尾を持つ女性や少女であるが、その他の点では人の体をしている。 キャットガールは、アニメやマンガで半ば一般的に、コスプレか身体の一部そのものになった形態として見つけられ、 少数のテレビゲームにも登場する。 特にかわいく見せたいキャットガールは、特大のミトンと動物の足のように見える靴をはくだろう。 「キャットガール」はたまに見られるフォックスガールや稀なドッグガールのように、他の女性と動物の組み合わせに属する変更も可能だ。 日本のkawaiiへの執着に疎いファンは、キャットガールは成長した猫よりも子猫のように振る舞い、お高くて無愛想なこともあると時に指摘する。 キャットガールは擬人化した猫というより猫のような格好をした、人に類似したものなので、そのほとんどは柔毛に覆われているとは一般に思われていない。 デザインが少しばかりむさ苦しい「毛深さ」を示すにしても、 『エスカフローネ』のメルル、『ドミニオン』のプーマ姉妹、または『アウトロースター』の エイシャのようなキャラクターもこれに含まれる。 『魔法騎士レイアース』の獅子堂 光や『東京ミュウミュウ(英語版ではMew Mew Powerでリリース)』の桃宮いちご(英語版ではゾーイ・ハンソン)などの普通の人間は、興奮しやすい性格を表すために猫耳か尻尾をたまに生やすこともある。 これはChibiになる現象と同様であり、主に漫画家のちょっと変わった表現スタイルから来ている。 日本語では、キャットガールは文字通りの言葉 Nekomusume/猫娘よりむしろ Nekomimi/猫耳、文字通り「キャットイヤー」と普通呼ばれる。 アニメやマンガのキャラクターがチラッと猫のような口をするかもしれない。これは大抵、キャラクターがいたずらな思いつきやコメントを強調するのに用いられる。 反抗的な少年はたいてい犬(よく知られている例では犬夜叉) か狼になぞらえられる。ふさぎ込み、社会的に孤立している男性の「一匹狼」描写はごく一般的なものだ。
【Onegai Teacher】― おねがい☆ティーチャーの項目より抜粋 ― 『おねがい☆ティーチャー』はアニメファンダム、特にShonenのファンの間で人気が高い。 少なからず、近年ちょっとしたアニメ・セックスシンボルになったみずほのおかげである。 シリーズはいくぶん願望充足物語を暗示するかもしれないが (桂は基本的に大人の妻と一緒にいる15歳だ)、 先生にすごく魅了されるファンや、年上の女性へのフェティッシュを持つ多くのファンは、 ロマンチック・コメディジャンルによくいるつまらない年若い十代より、むしろ知的な大人の女性であるこの共同主役に満足している。
【Moe (萌え)】MoeもしくはMoe´(萌え mo-EHと発音)とは元来、テレビゲーム、日本のアニメ・マンガの女性キャラクターに対し、個別に、あるいはグループ的に、時折フェティシズム的な愛情や性的魅力を感じることを指す日本の俗語である。 例えば、眼鏡っ娘萌え/glasses-girl moe´は、眼鏡をかけた(架空の)女の子が好きでたまらない人を表わす。 以来この用語は「趣味」「マニア」または「フェティシズム」を表わす一般用語として使われるようになった。 鉄道萌え/train moe は列車にとにかく情熱を持っているということだ。 「萌え〜!」もアニメファンダムや一部のアニメでさえ使われていて、「萌え〜!」がキャラクターへの嘆声、絶叫であるとき、話し手は「萌え」がなんとなくファンガールの「スクイー!/Squee! (※すごくかわいいものなどに対する悲鳴)」の男性版のようだと思っている。 「萌えアニメ」はアニメの俗語で、この手のアニメでは(たいてい鈍くてひ弱な)男性キャラクターが、女性キャラクターに萌えを感じる。 これはちゃんとしたジャンルではないが、美少女アニメ、特にハーレムアニメと同一視されることが多い。 幼いキャラクターへの「萌え」は、ロリコンとの境界がしばしば曖昧になるか、場合によっては同一になることもあるが、多くのファンにとって、それらを隔てる微妙だけれども、はっきりとした一線がある。 多くの萌えロイヤリスト(忠誠派/擁護者)にとり、盛んにキャラクターと深い仲になるのを想像するという、そういうキャラクターとのエロはとても不快な感じのもので、むしろ大事なのは、応援し見守ることなのだ。 彼らの立場は、妹を守る兄というようなものであり、性的な意味合いを含みうる、もしくは含まない別の共通したコンプレックスといえる。 「萌え」の属性を持つ女の子は、百合/yuriにおける「受」の相当物を満たすことが多い。 ■ 語源 用語の語源は不明である。アニメヒロインの名前に由来するという意見もある。 「燃える」のしゃれで、文字どおりの意味は「to burn」だが「情熱を燃やす(to burn with passion)」と比喩的に読み取ったという人もいる。(つまり「もうメロメロ」ということだ) この概念の流行は、1970年代後半、宮崎 駿の映画『カリオストロの城』のクラリスに端を発した。 クラリスは、崇拝される女性キャラではその後当たり前のことになった、同人誌でパロディ化される最初のキャラクターだった。 この概念は発展し続け、目下アニメ市場におけるサービスシーン満載の作品の急増を経て、現在の形態に至った。こうした作品は一般に萌え作品と言われる。 ■ 批評 フェミニストである宮崎は、こうした崇拝対象でよく描写される従順な性質に全く反対している。 日本女性に課された伝統的なジェンダーロール(性役割)に対して、宮崎の考えは、かわいい女性主人公ではあるが、また非常に力強く、機知に富んだように描くというものだった。 一方でオタクは、自分達の願望充足の夢想を叶えやすくする手段として、伝統的な役割をあてがう方をより好んだ。 かわいい女性キャラクターに対するオタクのフェティッシュ化を受けて、宮崎はこう述べた。 「難しいですね。すぐに、ロリコンごっこの対象になっちゃいます。ある意味、誰かを肯定的に描きたいと思うなら、できるだけかわいくするしかないですよ。 でも今じゃあ、まるでペットにしたいかのように、臆面もなく描く人が多過ぎで、そんなのがますます増えているんです」 かわいい女性に対するオタクの見方と(オタクの理想のベースになっていた)宮崎の理想とのズレは、何人かのスーパーフラット・アーティストのテーマであり、とりわけカナビス(=田中 達之)のCANNABIS WORKSにおける「Linda3」シリーズがそうだ。 また一説によると、庵野 秀明の映画『THE END OF EVANGELION』の、萌えフェティッシュ(この作品の崇拝対象である綾波レイ)を脱構築するイメージの大半もこのテーマになるという。
【Harem anime (ハーレムアニメ)】ハーレムアニメとは、一人の男性キャラクターが、数人の女性キャラクター(大抵、一緒に暮らしている)に取り囲まれた状況を特徴とする、アニメやマンガストーリーの用語である。 多くの場合そのようなシリーズは、恋愛シミュレーションゲームや同類の読者に訴えるよう作られた、とりわけSeinen 出版物を脚色したものだ。 ハーレムアニメは大抵コメディだ。 アメリカではこの用語は『天地無用!』で広まるようになり、後には『ラブひな』『シスター・プリンセス』『藍より青し』などのようなシリーズに用いられた。 一部のシリーズとファンが、この用語の概念をわざと受け入れているとはいえ、多くの場合ネガティブな響きを伴うので、この用語は慎重に使われるべきである。 例えば、必ずしもこの用語に合わないにもかかわらず、『魔法先生ネギま!』はハーレムコメディとしてユーモラスに宣伝された。 ■ 構成 見本的なハーレムアニメは多数のキャラクターを登場させる。通常少なくとも、一人の少年と萌えファン層から生まれた、性格的には大抵おきまりなキャラクター(stock character)である少女が三人以上だ。 この用語は必ずしも性的な暗示を含むわけではない。 当事者の大半は、主人公に個人レベルで愛着心を持つ傾向があり、特にグループが一家族に似たようなものになると、ロマンチックな関心からちょっとした友人、兄弟姉妹の関係にまで広がる。ジャンルの多くのファンは、主人公の男性は視聴者に身近に感じさせるためにだけ存在し、多数の少女が出ている間に、多様な好みを持つ視聴者が、一番楽しめるキャラを見つけやすくなるのだと主張する。 この意見によれば、このようなシリーズは他の女性ばかりの美少女シリーズと全く同様であり、とりわけそう言えるのは、男性キャラクターが一番人気で商品化されるなどめったにないからだ。 実は少女向けのいくつかのシリーズは、著しく類似した要素を含み(当てはめると性が逆になるが)、『フルーツバスケット』や最も有名なものでは『ふしぎ遊戯』が挙げられる。 ■ キャラクター 男性主人公は、普通少なくとも高校生の年齢で、家族は彼の状況にとても寛大か、あるいは家族は全く存在しない。 主人公は普通、平凡なキャラクターで (比喩的にも文字通りにも) なるべく大まかに描かれていて、そのせいではあるが、本当の個性に欠けていると批判されることが多い。 主人公はいくぶん「駄目な奴」で、往々にして女性キャラクターに軽く見られるようになる。 こうした欠点に挙げられるのが、社会的不適応 (特に女の子に対し)、自尊心の問題、モチベーションの欠如、学業不振、またはいい加減な楽観主義である。 こういった欠点は、コメディー性を強調することが多く、自分なら当然もっと上手くやると思う視聴者とはちょっと開きがあるものだ。 ライバルのような他の男性キャラクターは、オプション的位置付けで、普通は主人公よりうまく順応しているが、他の明らかな欠点を持つこともある。 主人公とは正反対のおきまりのキャラクターで、金持ちで人気者ではあるが、高慢で女好きの間抜けだ。 主人公にはまた、1人か2人の友人がいることがある。たいてい学校仲間で、ハーレム状態で主人公が被る迷惑など無視して、彼の状況をもう率直にうらやましがる。 主人公に家族がいるなら、たいてい鷹揚としたキャラクターだ。多くの場合、主人公は別に家から離れてもおかしくない年齢か、あるいは両親は他界している。 明白な販売上の理由のため、男性主人公は女性キャラの商品ほど頻繁に商品化されることはない。 * メインヒロイン 主役の女性キャラクターが暗に示すのは、多くの場合、ただ男性主人公に会う最初の役柄の一人というだけで 、結局は男性主人公と一緒になる可能性が「最も高い」ということだ。 たとえMagical Girlfriend (※魔法彼女、例としてはベルダンディーなど)だとしても、彼女も大まかに描かれるキャラクターであることが多い。 彼女も主人公と同じ恋愛問題を抱えることがあるが、恐らく全く違った形で対処するだろう。つまり最も評判の悪い、盛り沢山のドタバタな展開だ。 ファンの間でよくある論議は、このキャラクターの存在が「ハーレム」の概念を否定するか否かである。 * 主婦 普通、穏やかな性格で一般的に他のキャラクターに尊敬を持った扱いを受ける家庭的な少女。 彼女は男性主人公や、時々他の少女達に対してもよく母性的な態度をとる。こうした特徴は多くの場合「慎み深い少女」「妹」または「乳母」の一つの属性と重なり合う。 * 慎み深い少女 「理想的」な日本女性を連想する典型的な特徴を体現するので、男勝りな子は通常、彼女達の引き立て役になる。 よりコメディーなシリーズでは、普通この慎み深さとは矛盾する、天然ボケまたは不器用さが加味される。 有名な例では『ラブひな』のむつみや『藍より青し』の葵が挙げられる、後者はシリーズのメインヒロインではあるが。 性格を装うことはかなり一般的で、内心は高飛車で猫かぶりといったものだ。有名な例では『天地無用!』の阿重霞姫だ。 * 男勝り/ボクっ子 多くの場合、乱暴なキャラクターで、この少女は気さくで自分の考えに正直である。たいていスポーツが得意でお天気屋で、普段パーティー、飲酒、騒動を楽しむ。 男性主人公との関係は、単なる友人ということもあるが、性的に積極的だったり、他のキャラクターに迫る場合もある。 最も人気がある二例は『ラブひな』のきつね(紺野みつね)と『天地無用!』の魎呼だ。 * 外国人 一般的に非日本人(アメリカ、ヨーロッパ、中国など)を好ましい人物にカリカチュアしたもので、彼女達の文化的なズレはそういった国の人間の共通点になる。 欧米人はとりわけ、よりいたずらっぽく快楽主義的な性質に見えるかもしれない。 比較的登場人物が少ないハーレムアニメでは、この役は往々にして男勝りの役と重なる。 多くの外国人は実際のところ日系に見えるが、これは、視聴者のアイデンティティの問題というよりむしろ、日本人のように「振る舞う」キャラクターをお構いなしに描く自然な傾向かもしれない。 『ラブひな』のカオラ ・スゥはこのタイプの一例だ。 ファンのユーモアの種によくなるのが、マンガからアニメになる場合だ。 生身の声優が努力して話し、このキャラクターはちゃんと外国語のセリフを「喋る」のであるが、結局はばかばかしく聞こえる羽目になってしまう。 * 妹 普通、主人公を比喩的な兄(oniichan) として見るか、主人公に淡い初恋を抱くグループの一番年下の少女。 この少女は通常、他のキャラクターよりずっと年下で、常にファンが作ったロリコン同人誌で人気者になる。 個性の幅はとても広く、たいてい極端であり、生意気な怒りんぼ、あるいは従順で控えめな子といったものになる。 * 乳母 これは普通大人のキャラクターで、表面上グループの最終的権限を持つ人物として役目を果たし、状況がもう収拾がつかなくなる場合には割って入る。 こうしたキャラクターにはお人好しで、時に無責任な人という印象を与えるほどおっとりした者もいるが、その聡明さと先見の明のため依然として尊敬される。 彼女達は往々にして男性主人公の親以外の身内である。 * 天才 とても知的な少女で時に「奇才」と重なる。この天才は大抵、科学技術に精通していて、彼女の「発明品」はありそうもない話を始めるためのプロット的な仕掛けとして使われることがある。 彼女も多くの場合極端で、無情でよそよそしいインテリ、あるいは典型的なぼんやりしたオタクとして設定される。 『天地無用!』のマッドサイエンティストの鷲羽は、その典型的な例と見なされることが多い。 * 奇才 このキャラクータは一分野の非凡な才能を持っているが、滑稽なほど他のほとんどのものが欠けていることが多い。 例えばアイドル歌手は、特に知的には描かれない。その一方で(知性的な)オタク少女や愛書家は仲間に変人と見なされることが多い。 ■ 代表例 *『藍より青し』は美少女アニメと疑似ハーレムアニメという二つの概念を狙った最近のアニメである。 『藍より青し』は早期に主人公がメインヒロインにはっきりと愛情を示すため、ハーレムアニメという名を忌避することもある。 しかしながら、彼らは他の少女キャラ達と同居し、彼女達から彼らの関係を隠し続けなければならない。 *『HAPPY☆LESSON』にはロマンチックな要素はほとんどなかった。 代わりに、5人のキャラクターがメインキャラクターの「母親」の役割をするという、親としての感情的要素がある。(彼にとっては大変困惑し迷惑な事ではあるが) *『ラブひな』は若年層で有名なもう一つのシリーズで、典型的なハーレムアニメとして『天地無用!』に取って代わっている。 厳密に言うとハーレムアニメではないとはいえ、ハーレムアニメを茶化すユーモアや当てこすりがある。(メインヒロインは恋愛ゲームにおける平均的なメインの女の子のパロディともいえる) *『天地無用!』。特に後期のTVシリーズはそのほとんどの共通要素を含んでいる。 明らかに最初ではないが、多くのアメリカのファンからハーレムアニメの先駆け(あるいは少なくとも最も有名)だと見なされている。 *『花右京メイド隊』はハーレムアニメのおふざけとはいえ、一般にあざといと見なされている。
【Doraemon】― ドラえもんの項目より抜粋 ― ドラえもんシリーズの最終回に関し、昨今しばしば引き合いに出される2つの都市伝説があり、1990年代末期頃から流布し始めた。 一番目は楽観的な最終回であり数年前に世に出回った。フリーズしたドラえもんの内部電池の交換のことで、のび太は選択を迫られた。 それによって全てのメモリーを失わせてしまうか、 いつかネコ型ロボットを復活させてくれるだろう有能なロボット工学技術者を待ちわびるかだ。 のび太は学校で懸命に勉強し上位で卒業して、そのロボット工学技術者になることをその日に誓った。 将来、のび太はロボット工学教授としてドラえもんを首尾よく復活させ、AI 開発者として成功し、このようにしてその後ずっと幸福に暮らした。 従って、まず最初にのび太の時空にドラえもんを送った、のび太の子孫の財政的負担を軽減したわけだ。 二番目は悲観的な最終回であり、野比のび太が自閉症を病んでいて、ドラえもんを含めそのキャラクター全部が、のび太の想像上の単なる架空のキャラクターであることを示唆する。 のび太は病人で瀕死の小さな子供であり、病床で苦痛と憂うつを和らげようと全シリーズを想像していたというアイデアは、間違いなくかなりのファンの怒りを買った。
【Onsokumaru (音速丸】― ニニンがシノブ伝の項目より抜粋 ―
音速丸の名前(大ざっぱに言うとソニックボール)はかなり説明的であり、その外見は変種のウオルマートのロゴかグレープフルーツを連想させるかもしれない。
普通、音速丸は顔がある丸いボール、変化する翼や腕、太く低い声で描写される。そのような奇妙な生物ではあるが、どういうわけか忍の忍者一族の頭領である。
音速丸は変態で好色でだらしなくて騒々しく、ズルで欲張りだ。そうは言っても、親しみやすくて、無邪気なおどけたところもあるが。
こういった悪い影響にもかかわらず、教え子の忍は極めて純真なようだ。
【Char Aznable】― シャア・アズナブルの項目より抜粋 ― シャア・アズナブルは、アニメシリーズ『機動戦士ガンダム』に登場する架空の人物である。 シャア・アズナブルは、クワトロ・バジーナおよびエドワウ・マスの別名でも知られているが、キャスバル・レム・ダイクンという名で生を受けた。 一年戦争中のルウム戦役において地球連邦のマゼラン級戦艦5隻を撃破したその戦闘速度により「赤い彗星」の別名でも知られる。(これによりシャアは二階級昇進して少佐になった) (略) シャアにはいくつかのはっきりとした特徴がある。 1. ブロンドの髪。 2. よく赤い服をまとう。 3. 普段、正体を隠すため仮面かサングラスを掛ける。 4. 普段、赤いモビルスーツを操り、通常その機体は同型のモビルスーツより3倍速い。 5. 小児性愛的な関係が多い。そのような関係としてはララァ・スン(16歳でしかなかった)、ハマーン・カーン(その関係でも彼女は15歳に過ぎなかった。マンガの「機動戦士ガンダムC.D.A.若き彗星の肖像」を参照)、クェス・パラヤ(同じくローティーン)など。 シャア・アズナブルという名前は、フランスのシンガーソングライター、シャルル・アズナヴールに因むとされている。 ■ シャアのクローン 本物のクローン、アフランシ(※富野 由悠季の小説『ガイア・ギア』より、シャアのメモリークローンという設定) は別として、シャア・アズナブルは一連のシャア・クローンを生み出す原因にもなっていて、そのキャラクター達は『ガンダム』のシャアに似た特徴に基づいている。 そういうキャラクターは普通、物語でシャアと同様の目的を果たし、主要なライバルとされて、たいていは謎と仮面に覆い隠される。 *『機動戦士ガンダム F91』の「鉄仮面」カロッゾ・ロナ *『機動戦士ガンダム F91』『機動戦士クロスボーン・ガンダム』のザビーネ・シャル *『機動戦士Vガンダム』のクロノクル・アシャー *『機動武闘伝Gガンダム』のシュバルツ・ブルーダー、マスター・アジア、ウルベ・イシカワ *『機動新世紀ガンダムX』のランスロー・ダーウェル *『新機動戦記ガンダムW』の「ライトニングカウント」ゼクス・マーキス *『∀ガンダム』のハリー・オード、コレン・ナンダー *『機動戦士ガンダムSEED』のラウ・ル・クルーゼ *『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』のネオ・ロアノーク 『機動戦士ガンダムSEED』『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』のアスラン・ザラは、シャアに似た特徴があり、最初の『ガンダムSEED』シリーズでは主要なライバルとなり、赤いモビールスーツが好みである。 しかし『ガンダムSEED DESTINY』ではアスランは「クアトロ・クローン」と称された方がいいかもしれない。偽名アレックス・ディノと大きめのサングラスで正体を隠しているのだ。 アスランはシリーズが進むにつれて、主人公の良き助言者としての役も果たしそうだ。 ギルバート・デュランダルが、アスランの正体を知る最初の一人というのは、意図的だったのか迷うところである。ギルバートの声優はシャアと同じ人なのだから。 別の富野アニメ『オーバーマン キングゲイナー』のシベリア鉄道警備隊、女性隊員アデット・キスラーはシャア・アズナブルの女性クローンと見なせるかもしれない。 シリーズの冒頭に男性主役二人のライバルとして登場し、シリーズの大半で赤いボディースーツを着用して、ブロンドの髪な上にシリーズ後半では赤いシルエット・エンジン・メカを操縦するからだ。 |
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まずはザクコスチューム写真を提供して下さったマークさんに感謝です。なんでもほとんど張りボテみたいな構造で、素材は古いスポーツ用品やボール紙などを使用したとのこと。
このシャア専用ザクはやはり制作が相当難しく、3か月以上かかったそうです。恐らく通常のコスプレ衣装より3倍手間がかかると思われます。
来るコンベンションに備え別のモビルスーツも建造中とのこと。ご武運をお祈りします(^^) シャアに関しては名前がフランスのシャンソン歌手に因むとは知りませんでした。これは信じていいのでしょうか。 有名なバルタン星人が歌手シルヴィ・バルタンの名前からとられたというのは俗説だそうですが。 でもシャアが英語版ではっきりロリコンと書いてあるのは、思わずグッジョブって呟いてしまいました^^) それで萌えなんですが「Moe loyalist/萌えロイヤリスト」という言葉がなぜか頭に残りまして。印象深い響きです。なにか啓蒙運動の闘士のようなイメージが 湧いてきますね。日本語版の萌え項目と読み比べて思ったのですが、日本語版では、ロリコンの者が幼くか弱い少女に対し性的な意味も含め使用していたと、 はっきり書いてあるのに対し、英語版ではロリコンとは一線を引きたいというにニュアンスが感じられます。 やはり欧米社会ではロリコンは、ペドフィリア(小児性愛)に結び付けられることが多く、日本より一層冷やかな目で見られるからか? なんて穿った見方をしてしまいますが。 一部のアニメフォーラムで、日本や北米の犯罪がらみのロリコンの話題が異常に盛り上がることから考えても、敏感なテーマのようです。 以前記事にした「ロリコンをめぐる攻防 ―ステルヴィアの災難 ―」なんか参考になるかもしれません。 で個人的に気になったのが英語版の萌え項目に使用されている『円盤皇女ワるきゅーレ』の絵。日本のオタクが思う萌えの一般的イメージだそうです。 なかなかマニアックなチョイスで侮れないと感じましたが、調べてみたところ作中にはワるきゅーレ(8歳)やネコミミメイド星人の真田さんという萌えの権化のようなキャラが存在することが判明しました。 これらのキャラが前面にフィーチャーされた絵だったら、完璧だったのに、とどうでもいいような事を考えながら、自分のサイトではなぜかグゥ様を載せたい今日この頃です。 Moeの実際の浸透度に関しては、知識としては知っているかもしれませんが、あまりあちらのフォーラムでは見掛けませんね。頻繁に出てくるKawaiiなどに比べると使いにくいのかもしれません。 「萌え萌えだぜ」「Moe? アルティメットガールの会社かい?」みたいな混乱を招く会社もありますし。 因みに萌え関連でなにか意見がないかと、捜したみたところ ◆ ロングストッキングとミニスカートの組合せでいい女は誰だ? ◆ Anime On DVD (05/2/9〜18) という少々マニアック、かつ萌える心を感じさせるスレッドがありました。延々とやっていまして一部だけの集計ですが、こんな感じになります。 5名様が支持 〓 ルナマリア・ホーク (機動戦士ガンダムSEED DESTINY)、高瀬 瑞希 (こみっくパーティー) 4名様が支持 〓 森野 苺 (おねがい☆ティーチャー/ツインズ)、水原 暦 (あずまんが大王)、 四葉 (シスター・プリンセス) 3名様が支持 〓 七転ふみづき (HAPPY☆LESSON) 2名様が支持 〓 宮沢 雪野 (彼氏彼女の事情)、井沢 真秀 (彼氏彼女の事情)、四天王うづき (HAPPY☆LESSON) 、二ノ舞きさらぎ (HAPPY☆LESSON)、 ミント・ブラマンシュ (ギャラクシーエンジェル)、蛍子 (うた∽かた)、天王寺 神楽 (スピードグラファー)、フレイ・アルスター (機動戦士ガンダムSEED)、 御剣 涼子 (SAMURAI GIRL リアルバウトハイスクール)、皆川 素子 (フルーツバスケット)、土萌ほたる (美少女戦士セーラームーンS)、エクレール (キディ・グレイド)、甲子園 利緒 (BURN-UP) ■ストッキングよりショートソックスの方に目がいっちゃうけど、 『ガンダムSEED DESTINY』のルナマリア・ホークのせいで、たちまちストッキング・フェチになっちゃって(鼻血)。 ■フレイ(ガンダムSEED)もサイコじゃなかったら、なかなか素敵に見えるんだけど(汗) ■(※女性用の)ザフトの制服っていいよなぁ(^^) ■森野 苺(おねティ)って、ロングストッキング+スクール・ミニスカートの力をわきまえているよ。 ■ミント(ギャラクシーエンジェル)が16歳? ミントが? 9歳の体つきじゃないか。 ■もしよみ(あず大)が単なるショートソックスだったら、彼女の性的魅力は半減していただろうな。 というようなご意見が。この組み合わせだと最近はザフトの制服に萌えるようです。 ハーレムアニメも日本語版のそれと比べてみると面白いですね。さすがに本家の日本語版は見事な解析でしかも笑えます。 英語版、日本語版とも『天地無用!』がハーレムアニメを確立した作品として評価されていますが、特に米国では90年代におけるアニメの代表の一つだったせいか、女性キャラの分類でよく天地のキャラを挙がっていますね。 米国でのハーレムアニメの一番人気は『天地無用!』→『ラブひな』という流れでしたが、次は『魔法先生ネギま!』になるのでしょうか。 マンガの『ネギま!』5巻は4月3日の時点で05年では一番売れたグラフィック・ノベル(ICV2より)だそうですが。 英語版の女性キャラの分類に外国人の項目があるのも興味深いと感じました。 アニメでは外国人のキャラを立たせるため外国っぽさが強調する描写がよくありますが、その反面あちらの人には、やけに日本人っぽい奴だなぁと感じることも多いみたいですね。 日本の声優さんによる外国人の演技は、確かにあちらでよくネタにされるなぁ。 声優さんが英語で歌ったり喋ったりした日には、もうEngrish(変な英語)だ、Engrishだと言って嬉しくて仕方がないようです。 それから、男性主人公とメインヒロインが大まかに描かれているという指摘がありましたが、これはなかなか核心を突いているのではないでしょうか。 『スクールランブル』の書評で小森 健太朗氏は、ハーレムアニメは主人公もヒロインも空虚にすると述べられていました。 大まかに描く=空虚に描くことで周囲の人物を際立たせ、そっちの方で人気を稼ぐわけですね。 |
| アニメについて言いたい22のこと |
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下のCGイラストは、米国生まれ、米国育ちのデジタル・グラフィック・アーティスト、Ken Kawashimaさんの作品です。
そのKenさんがご自身のサイトで日本アニメの特徴をユニークに語ってらしたので、ご紹介したいと思います。快く翻訳を承諾されたKenさんに感謝いたします。
このエッセイはアメリカ人になったつもり…で読むと結構楽しめるかも。はたして外から見る日本アニメとは? しかし日本とほかの国々の文化的違いのため、予備知識のない視聴者にはどうもいまひとつよく分からない事があります。 それで、言う価値があると思った文化的な事柄を以下に列挙しましょう。 【1】芸術の自由性 アニメって大きい目と小さい口だ、なんてもんじゃなく、芸術的表現の自由の話です。 ほかの国々のアニメーションが、概して子供じみた大抵安っぽいテーマに縛りつけられている間に、日本はアニメでもって考えられるほぼすべてのテーマを扱いました。 テーマばかりでなく予算もそうです。日本は最もすばらしいアニメーション作品のいくつかを生み出し、老若男女の注目を集めるテーマを扱ってきました。 【2】ステレオタイプ化 No-no-no アニメが最初にアメリカに入ってきたとき、チョイスされた作品が無防備な一般の人々にはかなりショッキングだったのはやや不幸なことでした。 米国にやって来た最初のアニメビデオの一つ、『北斗の拳』は極度の暴力と流血が満載でした。 実を言いいますと『北斗の拳』は今まで観た中で最も残忍で暴力的なビデオに入ります。 米国に来た第二の論争のビデオは、恐らく『淫獣学園』だったでしょう、少なくともそれは子供向けではありません。 その論争を耳にして以来、世間はアニメとはまさにそういうものだと主張してうるさく非難しています。 結果として、一部の店は未だに『淫獣学園』を販売するのを拒んでいますね。 じゃあ、日本に渡った最初のアメリカ映画が『ヘルレイザー』だとしたらどうなるでしょうか? 日本人はアメリカ映画全部を残酷で血みどろだと思うでしょうか? たぶん。引っくるめてしまうのはよくあることですが、危険な事です。 実際は、各作品には独自のファンがいて、アメリカに最初に持ち込んだ作品のまずい選択が、アニメ全体の評判に影響を及ぼしたということです。 何かと言われる漫画家、高橋 留美子原作の『めぞん一刻』のようなアニメシリーズがあります。 男の子が女の子の手を握るだけで約30話もかかっていました。しかも、それがシリーズの一番大きな出来事だったんです! 深刻な家庭問題を抱える年若い少年らの暮らしを描く『ママレード・ボーイ』や『こどものおもちゃ』のようなアニメシリーズがありますね。 さて、前述のステレオタイプにこういったのをはめ込んでみて下さい、どうやっても無理でしょう!(^_^) 【3】高校生活 アニメのテーマはほとんど何でも取り上げますが、際立って最も追求されるテーマは、普通のシンプルな高校生活です。 私の初めての商用デジタル・アートワーク作品が、日本の高校の制服だったのは、多分そういうわけなんでしょう! そこには理由があるんです。 日本において、普通の人のワクワクする出来事の大半は、まず間違いなく学生時代に起こるのでしょう。 高校卒業後、すぐに筋書きは予備校と大学入試勉強に変わることもあります。志願者の数が定員を超えるため、大学入学を数年間試みるのは割と一般的です。 つまるところ、日本は人口過密の国であり、人々は狭い場所と人の多さに慣れているということです。 少なくとも東京ではそう言えます、というのも他の地域を知ろうと実際に旅行したことはないですからね。 受験に落ちる人達は一般に「浪人/ronin」と呼ばれます。明治維新の時代において、今や放浪の身となった藩士を指す用語です。 (どうか、その時代の歴史的参考書としてトム・クルーズの『ラストサムライ』を用いないで下さい^^:) 一回目の大学入試になすすべもなく落ちる五代 裕作(めぞん一刻)、本須和 秀樹(ちょびっツ)、因幡 冬馬(桜通信)のような、浪人の日常生活を扱う多くのアニメシリーズがあります。 日本の人口から判断して、毎年、何万人もの潜在的な浪人が存在するかもしれません。 もちろん、アニメ制作スタジオは、同じ現実を生きる物語の主役に共感して欲しいわけです。 【4】数十億円のマシンを操縦する10代? 巨大ロボット(メカ)を操縦する10代を見てみましょう。 聞いたことがあります? もちろん、使われ過ぎてヘトヘトの無数のアニメシリーズがありますね。 多分アメリカで最もよく知られているのは、皮肉にも、日本のテレビではシリーズの結末も作らなかった『新世紀エヴァンゲリオン(別名エヴァ)』です。 いずれにせよ、ほとんど誰も最終話を理解できなかったので、第二の結末が制作されました。 アーティスティックに見れば、このシリーズを有名にしたのは、ストーリー展開ではなく、むしろ革新的な有機体のようなメカデザインです。 元々『トランスフォーマーズ』と呼ばれる初期のメカは、主にブロック状であり、基本的に直線で非常にロボット的でした。 では、新しいエヴァや使徒の革新的な有機的ラインを見て下さい、上手くなされていましたね。 またクリエイターは、個性や表情をめったに表わさないキャラクタ-を有名にすることに秀でていました。綾波レイはこのカテゴリーになるキャラクターです。 殺したとしても彼女は戻って来ます…。 じゃあ、そもそもどうしてやや未熟で不安定で無責任な10代に数十億円のメカを操縦させるのでしょう? この事態へのいくつかの解釈がなされてきましたが、一番ありそうなのはこういうことでは。 メカが妙な老いぼれに操縦されたら、どれだけワクワクするでしょうか? ハリウッド映画のように、面白ければ理にかなう必要はありません。 【5】巨乳の女の子 数百年にわたって、日本の女性は胸の辺りを帯(ベルト)で締めた着物を身に着けていました。その意図はバストラインをできるだけ隠すことだったのです。 昔の多くの人にとり、胸の大きな女性は魅力がなく女らしくないと思われることがありました。 ほとんどの欧米人は、女性は腰の辺りに帯を巻いた着物を着ていたと考えるでしょうが、むしろ帯は胸の辺りだったのです。 しかし流行の例にもれず、時が過ぎてすべてを変えます。80年代前期から90年代後期のアニメを観れば、その傾向には明白な変化があります。 新しいアニメになるほど女の子の胸は大きくなり、ほとんど極端な誇張といえるくらいです。そして新しいトレンドはこれ、「乳揺れ」です。 事の起こりは『超人学園ゴウカイザー』でして、女の子達は巨乳だけでなく著しく「揺れて」いました。 これ以降、この分野を扱う多くのアニメシリーズがあり、例えば『BURN-UP EXCESS』などは万が一見逃した場合に備えて、画面下の「乳揺れカウンター」が揺れた正確な回数を表示します。 今では多くの他のアニメシリーズがこの定番的な「乳揺れ」を踏襲しています。 【6】死 仏教がいかに死を慣習に変えるかを考えると、このテーマを見過ごすわけにはいきません。 これはTVシリーズ『るろうに剣心』などのサムライドラマやドラマティックな『火垂るの墓 』で非常に明白です。 日本人は思うよりずっと死について語りますが、欧米人と同様に恐ろしいものとして口にしているわけではありません。 日本で死と関連する行事のほとんどは(全てとはいえないにしても) 仏教に関係して、日常生活問題のかなりに及びます。 それで自殺を図るのが、アニメで一般的な要素なわけです。あからさまなサムライドラマの切腹(腹切り)について話しているのではありませんよ。 アニメでは高校生(またか!)でさえかなり頻繁に自殺を図ります。『serial experiments lain』の冒頭で自殺を観ることができ、若い女の子が高層ビルの窓から飛び降ります。 『GTO』の男子学生は何度か自殺を図り、学校の屋上から飛び降ります。『妄想代理人』のプレティーンの女の子は、二人の年上の男との心中を喜んで計画します。 日本は小さな島であり、大勢の人々がいるので、合わないと思われてしまう人の居場所はほとんどありません。 お分かりのように、合わせることは日本での暮らしにおいて不可欠な要素です。まさに死活問題なんですね。 【7】お風呂 死が日本人の慣習なら、お風呂はもう一つのそれです。アニメの入浴シーンを観るまで時間はそんなにかかりません。 多分一つのエピソードで何回かあるでしょうし、ほとんど過度なレベル、例えば「これまでにない」水の扱いに取り組んだ『らんま1/2』のようなのがあります。 アニメシリーズには、お風呂を商売とメインテーマに変更するものさえあります。 例えば『ラブひな』などでは、キャラクター全員が「温泉荘」で暮らし、みんなひっきりなしに温泉に浸かっています。 話そのものがそのような所で起こる数えきれないアニメエピソードがあります。 もちろん、アメリカ映画で女の子がシャワーを浴びるのを観るのは、とっくに定番ですが、アニメではほとんどの人(男性、女性、年配者、子供)の入浴を観れます。 恐らくアニメで一番よくあるシーンです。 【8】食事 お風呂に加えて食事は、たぶん全てとはいえないにしても、ほとんどのアニメで目にする二番目に頻繁なことです。 お煎餅やおかき(ライスクラッカーの類)を食べるのを至る所で目にしますし、お茶(グリーンティ)を飲むのもそうです。 アメリカ人が頻繁に炭酸飲料を飲むように、日本人はお茶とコーヒー(たいてい冷たい缶コーヒー)を飲みます。 キャラクターがのべつ幕なしに学校で、家で、そこら中で食事するのを目にするのは、時に半端じゃありません。 日本では、どこへでも食べ物を持って行けるよう努める、たくさんのお弁当/obento (ランチボックス)業者がいます。 日本では初めて見ると飲食店が他のどのお店より多いという気がよくしますね。当然、アニメも日常生活のそういう面を反映します。 【9】制服 アメリカ流とは対照的に、日本人は、外見ではなく集団に属する個人としてでは、皆同じだと考えたい。 日本人は他人と独自に異なると思いたくありません。 集団に属するのは不可欠であって、それだけ合わせることも重要なわけです。 違うと思う場合、合わせるのは困難ですから、大抵の日本人は集団において他人と同じに見えるようにいろいろと手を尽くします。 そういうわけで、日本の制服へのこだわりは自然なことなんです。 脇道の工事作業員でさえ目立つ制服を堂々と着ていて、外国人に警官によく間違いられます。私が東京で働いていた小さな会社にも、社員全員が(誇りをもって)着る自社の制服がありました。実際、会社に着いて最初にしょうと思うのは、ロッカーに行き制服を着ることなんですよ。 もちろん、学校の制服もアニメで至る所に出てきます。たぶん、ほとんどのアニメで見られる最も一般的な衣類でしょう。 SFアニメはさらに上を行き、わざわざ乗組員一人ひとりのためにスタイリッシュでファッショナブルな制服を考案します。みんなと「うまくやる」助けになるわけです。 【10】血液型 これを何度か聞かれました。「一体どうしてアニメキャラは何気ない感じで人に血液型を聞くんだ?」「なんでそんなの知りたいの?」 そうですね、日本人は血液型で人について二つの事、性格と、ほかの人といかに「相性」がいいかが分かると思っています。それでこれを真面目に受け取る人もいるんです! これであまり詳しくは述べませんが、普通みんな異性にその情報を聞くと分かれば十分ですよ。 だから、自己紹介で血液型を得意げに公言するキャラクターを次ぎに見掛けても驚かないように。カップルの想いに叶うためにあるんですね。がんばって! 【11】女性下着 ほとんどの欧米人にとり、本質的に女性の下着は言うまでもなくセクシーです。しかし日本では、歴史上ごく最近まで、そのようなものは知られていませんでした。 忘れないで下さい、ある時代に何世紀にもわたって鎖国をしていたんです。 今でもまだ一部の日本人がいかに洋服を甚だしく誤解しているか、気付くことがよくあります。スーツとネクタイ着用で海に行きますね。ほんと、嘘じゃありません! それじゃ初めて目に触れた時、パンティーがどれだけ日本人男性に強烈な印象をもたらしたか、想像して下さい。 欧米人がもともと慣れきったそういうのが、国中のフェティッシュ(national fetish)になっても不思議じゃありません。 パンティ狩りは一部のアニメシリーズでよく見られます。例えば『らんま1/2』で八宝斉がやってるやつ、『シティーハンター』のリョウのパンティー収集のようなの、『ゴールデンボーイ』の大江 錦太郎などです。全くもって妙なアニメの定番ですね。 【12】小さな小さなお年寄り 戦後の日本において、(私の父のように)ほとんどの人々は何年間も飢えていました。その飢えが、背が低めの世代全体を作り出したのでしょう。 その人達は幼少期の間、めったに満足に食べられなかったのです。(もしくは全く満足に食べられなかった) そういうのが今では、アニメの祖父/祖母のキャラクターなっているのです。多くの場合、かろうじて膝丈ぐらいの身長のように非常に小さく描かれます。 日本がそんな時代から復興するにつれ、若い世代は十分に養われ、正常な身長に戻りました。 実際、現在の日本では身長6フィート(1m 83cm)の若者はまったく珍しくありません。 後世代の若者が傍らにいる場合、お年寄りがアニメでとても小さく描かれているように見えるのはそのせいです。 もう一つの説明としては、古い世代(1900年代前半生まれ)は、新しい世代(1900年代後半生まれ)より単に背が低かったということもあるでしょう。 【13】大きな瞳 それでは自明な事に入りましょう、大抵の人は、大きな瞳のキャラクターでアニメスタイルを見分けます。 でも待って下さい、それはアニメにあったずっと以前にディズニーによって考案されたんです! ディズニーはアニメの初期の時代に大きな影響を及ぼしました。 一般に日本人が (一般的なアジアの特徴として) やや細い目をしているので、ディズニーの大きな瞳のキャラクターは、日本でとてもにポジティブな印象をもたらしました。 日本の人々は、すぐに大きな瞳のキャラクターを親しみやすくて、かわいいと見なしたのです。 それに対して、一般的にディズニーの悪人はより小さく、細いのっぺりとした目をしてます。アニメでも悪人は細いのっぺりとした目にならざるを得ません! アニメキャラクターが純真で無垢であるほど、瞳は丸く大きくなります。最高に大きな丸い瞳は、最も純真なアニメキャラクターを表現しているのです。 驚きましたか? そうですね、ディズニーは以前、アニメに影響を及ぼしましたが、今日では反対のように見えます。 アメリカン・コミックスさえ日に日にアニメっぽくなっていますね。 ジョージ・ルーカスは『STAR WARS』のジェダイ騎士の衣装を作る際、日本的なインスピレーションを得ました。 ジェダイ騎士は着物っぽいものを着ているだけでなく、どこにでも剣(サーベル)を携えていました。 巡り巡って、1977年度作の『STAR WARS』から数年を経た80年代半ばに、『ダーティペア』のユリはライトセーバーを振り回していました。 誰が誰の影響を受けたのでしょう? 一周してしまった! ^_^ たとえアニメがディズニーの大きな瞳というアイデアを取り入れたとしても、ディズニーの瞳は現代アニメのそれである豊かなディテール、形状、複雑さには全く及びません。 【14】検閲のモザイク これは以前最も頻繁に尋ねられた質問の一つでした。 「なんで??? どうしてハイクオリティ・エロチックアニメーションを作っているのに、わざわざ大きな…モザイクを拡大表示なんかするんだい?」 もう一つよく尋ねられた質問は「なぜアメリカに来る前にあの手は検閲してしまうんだ?」でした。 えー実を言いますと、米国に来る前に検閲されているわけではありません。かの日本でみなの目に触れる前、制作された直後に検閲されたのです。 それじゃ日本では検閲されたものを観てるってこと? そのとおりです。でもいつもそうだったわけじゃありません。 アニメが第二次世界大戦以後ではなく、それ以前に作り出されていたら、話は全く違ってくるはずです。 日本が軍事的、文化的に占領されて以来、日本人の物事のやり方は変わってしまいました。 これについて詳しく説明させて下さい。終戦後アメリカ兵が日本に到着したとき、じかに経験した文化的相違により明らかにショックを受けました。 兵士が単なる旅行者なら、対応してやっていくしかないでしょう。しかしそれは全く違うことでした。 どの国の人も外国を訪れると、人々の馴染みのない行為がどれも根本的に…間違っていると思ってしまうのは、結構よくあることです。 現在いる複雑な状況を全く無視しているわけですが、自然の人の反応とは、他人より自分を通すものです。諺には「郷に入っては郷に従え」というのがあります。 しかし兵士らはそうしませんでした。 軍人は旅行者ではないわけで、現地の人達の方が間違っているんだと納得させてしまう、巧みなやり方を心得ていました。 日本人は「外の世界」がどう自分達を見ているか関心を寄せるとが多い、とここで述べる必要があります。それも問題を大きくしてしまいました。 アメリカ兵は、日本人のあっけらかんとした裸の扱い方を目の当たりにして、ショックを受けました。 直後の反応は日本人を「野蛮人」「未開」「不道徳」に分類することでした。 こういった考え方は全部、日本人がそれまで接したことがほとんど、あるいは全くない外国の宗教に基づいていました。 大半の普通の日本人が、その頃まで諸外国についてほんのわずかな知識しかなかったのを考えると、日本人も外国の唐突な反応にショックを受けたのです。 日本はそれまで数千年も全く戦争に負けたことがなかったという事実を考慮する必要があります。 そんな高みから転落した時期、国家の弱さは露呈し、同時にその文化全体が世界の嘲笑を浴びていたのです。 その問題を「解決」するため日本人は、自分達自身の文化的信条とは異なるやり方で乗り越えなくてはならず、 この新たなやり方と、理解しにくい一連の新しい「キリスト教」の倫理観にも急に対処しなければならなかったのです。 ほら、こうなってはモザイクは仕方ないでしょう! もう今ではモザイクが普通なのはそんなわけなんですね、あまり意味をなさないにしても…。 一つだけ言えるのは、その始まりにおいて日本人の考えではなかったということです。 皮肉にも、日本人は依然として検閲版に対処しなければなりませんが、アニメはアメリカでは無検閲で観れます。 【15】アイコニゼーション (象形化) 日本における書記体系はあまり表音的ではなく、大部分は表意的です。 それでまず漢字を学ばないことには、どうにも言語を学べないし、日本文化や日本的価値観を真に理解することもできないという人もいます。 漢字は、象形化した書式として日本人の心に深く刻み込まれているので、当然自分達をそういうもので表現します。 しかしアニメで象形化、それ自体はどのように現れるのでしょうか? それは表情、手ぶり、ボディーランゲージ、時には池で何気なく跳ねる鯉という形を取ります。 これらすべての事には、欧米人がたいてい見逃してしまうメッセージを含んでいて、特有の意味合いがあります。 それは通常、作り手が注意をうながしたい潜在的メッセージです。以下にいくつか例を挙げてみます。 (A) 池で跳ねる鯉 カープは漢字では「コイ」と発音され、「love」を意味するもう一つ別の漢字の発音に著しく似ています。 これは普通、ある人がロマンチックな展開において他の誰かに会おうとしていることを意味します。 (B) 人の頭にある大きな水滴 人物がナーバス、あるいは不安な状態を意味します。象形化した汗の誇張表現です。 (C) セミの鳴き声 日本の夏を意味し、夏は非常に蒸し暑いときがあります。こういうのは他の、動画だけの見せ方では描きにくい概念です。 (D) 目鼻立ちが平仮名で描かれる人物 (※へのへのもへじなど) 重要な人物ではないと分からせる一般的な日本のやり方で、言ってみればジョー・ドウですね。(※身元不明者、名無し、一般人などのこと) (E) グラスの角氷が不意にカランと音を立てて揺れる 時の経過を表わします。氷が少し溶けたのです。これはかなり頻繁にアニメで観られます。 (F) 人物がほかの誰かとの証しとして小指を出す 幼い子供にとり、約束か誓約を意味します。ほかに他人への恋愛の意思を示します。 (G) 人物がXの形に腕を交差させる 一般的な意味では「No」を意味します。 (H) (※女の子などが) 頬に手のひらを当ててから(※胸の前で)両手をブンブン振る これもより丁寧な「No」を意味します。 (I) 鼻血 男が興奮すると鼻血が出ます? 実生活では普通ありません。別のことが起こるでしょうが、TV放送では鼻血の方が都合がいいのです^_^ 【16】十字架 私に言わせていただければ、キリスト教の十字架はたぶん今までで最も完璧な象形化した様式の一つです。 2本の直線から成り、美しくバランスの取れた形状で交差し、審美的です。 誰か言うかもしれませんね。「なあ、漢字の書記体系を話しているように聞こえるよ」 大きめの十字架を首に掛けているアニメキャラクターに何回くらい気付きました? 筋書きに沿ってそのキャラクターを見ると、十字架がちょっと場違いに見えると気付くかもしれません。 キャラクターは普通クリスチャンではなく宗教心もありませんし、大半の日本人は実際にはキリスト教についてほとんど知りません。 じゃあ、どうして十字架を? その答えは…ファッションです! 日本の若者はその時々のファッショントレンドに強い関心を示します。一時期、英国旗や十字架が非常に流行りました。 もう一つの理由は、一部の日本人の目にはキリスト教のイコンがかなりエキゾチックに映るのです。 その背景にある概念が、依然として彼らにとってやや異質であるからなんですね。 十字架をフィーチャーすることは、異国風のファッションのように見えるのかもしれません。 例えば『トライガン』には、一応牧師であるキャラクターがいます。彼はどこへでも巨大な十字架を持ち歩きますが、後で、保有する武器を隠すものだったと分かります。 注意を促すエキゾチックなイコンとしては、(特に大げさなそのサイズにより)上手くいきましたが、宗教的意味合いは全くありませんでした。付け加えられたビジュアルにすぎなかったのです。 【17】社会的序列 ― 先輩!― 日本には、数十 〜 数百年までさかのぼる非常に厳格で確立した社会的序列があります。 時々アニメキャラクターが実際の名前ではなく「先輩/sempai(シニア)」と"呼ぶのに気付いている人もいるかもしれません。 『めぞん一刻』の五代 裕作は、響子を名前ではなく管理人さん/kanrinin-san (マネージャー)と呼びます。 数々のアニメシリーズで、少女達は兄を「お兄さん/onii-san (サー・オールダーブラザー)」と呼びます。その一方でめいめいの兄は彼女達を単に名前で呼びます。 先輩/後輩(シニア/ジュニア)の関係は、幼い頃に家で始まり、学校、社会生活、職場にまで及びます。 誰かの先輩であるということは、その関係の「上位の立場」になるだけでなく、その人に関して一手に責任を負うということです。 その人の問題や必要事の全てに対し個人的に責任を負います。一方、後輩であるということは、決して先輩自身にお茶を入れさせてはいけませんし、タバコに火を付けさせてもいけません。 場合によっては、ファーストネームで呼ぶことは絶対に許されません。他方で先輩は、後輩の日々の必要事や問題に対し責任を負います。 先輩が後輩と話すときは、 別に形式張らなくてもいいのですが、後輩は先輩には敬語で話します。 兄弟姉妹はこの関係に含まれ、お互いの言葉使いに影響を与えます。学校や大学の新入生は、二年生や上級生全員の後輩になります。 新しく雇われた人は、既存の社員全員の後輩になります。皆にお茶を入れることが多く、先輩らをファーストネームで呼ぶ機会はめったにありません。 こうした社会的ルールは確立していて強固です。家族の一員に問題があり、家族の誰かの助けが必要ならば、まず、最年長者になるでしょう。 彼または彼女が力になれないなら、ほかの誰かに当ってみても構いません。先輩じゃないほかの人に助けを求める後輩は、やや重大な社会的ルール違反です。 その一方で、後輩の助けを拒む先輩は、日本の社会環境の下では同様に考えられません。 【18】ヨーロッパの一部になりたいという日本のひそかな願望 「アジアから離れる」ことは、地理的に不可能に聞こえるかもしれませんが、日本はさまざまな形でヨーロッパに対するひそかな称賛を示します。 数々のアニメエピソードに登場する東京タワーは、フランスのエッフェル塔のレプリカです。 主要な観光地のどのデラックスなホテルも、建築から様式までスカンジナビアスタイルで飾られています。 日本の都道府県のモデルとなったのは、フランスとイギリスでした。男子学生服もヨーロッパの軍隊の影響があります。 アニメで頻繁に観られるメイド服って例外ではありませんね。 日本のDVDのリージョンコードさえ、ヨーロッパのと同じです! とにかく、 日本におけるヨーロッパの影響は、国中至る所にあります。外来の語彙においても、多くの単語および用語は、ヨーロッパが語源でした。 最も知られているのは、恐らく「アルバイト」もしくは単に「バイト」で、ドイツ語の「arbeit」が語源です。 ドイツ語ではそれは単に「仕事」または「労働」ですが、日本語ではパートタイムの仕事を意味します。 一部の英単語は、(アメリカではなく) イギリスから取り入れられていて、たまに翻訳の過程で混乱を引き起こすことがあります。 【19】20世紀のお見合い結婚! スポーツ物ややみくもな戦闘物の場合を除いて、アニメシリーズがある時点でこのテーマを扱わないのなら、極めてまれといえます。 一番上の兄と姉、先輩、あるいは親には、年下の子の結婚相手を見つけてやる義務があります。 約20年前、お見合いは、二人以上の候補がいる女性にとって「今風」だと考えられていました。 『めぞん一刻』の中で、響子の母親は無理な「お見合い/omiai」で将来の結婚相手を強引に勧めました。 『うる星やつら』TVシリーズでは、ラムの父親は彼女に前に一度も会ったことがない人とのお見合いを強要しました。 それに加えて、女性が23歳過ぎなら結婚するのはより困難になります。 長年に渡って定着した年齢制限であり、それ以降の女性では結婚には「年をとり過ぎている」と一般に見なされます。 こういうことは、ここ20年を通して徐々に変わってきていますが、ほとんどの人にとり日本はやはりそのままなのです…。 【20】どこも彼処も自動販売機だらけ! 日本は一人当たりの自動販売機数が世界最大です。しかも最新式で様々なものがあります。 ほとんど何でも買えます。タバコ、チューインガム、チョコレート、キャンデー、コンドーム、雑誌、ホットミール、コールドミール、飲料、とにかくなんでも! 「いらっしゃ〜い!」とセクシーな声を出し、さらに購入すると「ありがとうございました!」と言う自販機もあります。 電子レンジ付き自販機だとその場で食べ物を暖めてくれます。 20年くらいになる自販機は、一万円札(約100ドル)に対応できて、お札と硬貨に両替えします! 見掛ける場合、普通2台以上固まって置いてあるでしょう。自販機は、駅、街路、海辺、学校、会社、時には辺ぴな山道でも見つかります。 アニメでは、先輩や彼女のため色んな缶ジュースを買いに走る後輩キャラをよく見掛けますよ。 甘く冷たいコーヒーやあっさりした緑茶は、どちらも自動販売機で売られる最も一般的な缶製品で、次いでサッポロおよびアサヒのような多様な日本ブランドのビールが続きます。 一旦どこにでもある自販機に慣れてしまうと、海外旅行の際、往々にして不自由な気がするでしょう! 【21】アイドル文化 アニメをずっと長く観ているなら「アイドル」になりたいと話すかわいい若い歌手が、絶えず存在すると気付いたかもしれません。 例えば『KEY THE METAL IDOL』のように、この分野を扱う多くのアニメシリーズがあります。 『バブルガムクライシス』のような昔のアニメでも、ロック歌手のプリスがグループにいました。 シリーズは冒頭から、プリスのロックショーのリズムで始まっていましたね。 ご想像のとおり、日々の社会活動と同様に、歌うことは日本人が熱中するものです。 退社後や放課後、カラオケ(日本語で、空のオーケストラという意味)店に来て、マイクで楽しい時を過ごすのは、年齢を問わずとても一般的です。 この国民的現象ならびにレコードセールビジネスを展開するために、日本のアイドル業界は、たまに出来合いでセットにしたアイドルを作り出します。 私の今までで一番のアイドルは岩崎 宏美でして、彼女は70年代前半に歌手としてのキャリアを始め、その美声と才能でもって成功を経て以来、非常に高い人気を得てきました。 彼女は今でも歌っています。もう流行歌手ではなく、より円熟し磨き上げたジャズ歌手としてですが。 岩崎さんは今では結婚して子供を育てていますが、彼女の限りない歌の才能に依然として夢中です! 絶対辞めませんように! 80年代中盤以降、アイドル文化はもはや若い志望者の優れた歌の才能など求めなくなりました。かわいくて踊れればいいのです。 実際、日本女性は大人の男性に比べ、かわいい男の子の方にずっと夢中になります。どの志望者がアイドルになれると思います? 業界で一年以上かそこら、実際に生き残る女性アイドルはほとんどいなくて、大抵、歌手のキャリアは短命に終わります。 もっとも例外もあります。最も悪評高い一人が松田聖子で、彼女は80年代にとてもかわいい内気な10代歌手として登場し、未だに歌っています。 まあ、私の最愛の岩崎 宏美を忘れないようにしましょう!! 実際に彼女は10年ほど前に結婚した後、完全に引退しようとしましたが、ファンは何年にもわたって休みなくキャンペーンを続けて、彼女を復帰させました! 彼女は歌手として円熟し、その魅力をさらにずっと高いレベルに引き上げました。それで今までに聞いたことのない、全く新しいすごい歌手に感じさせてくれるようです。 私が彼女の本を書く前にここで止めて下さい! ハハハッ。アイドル文化は素晴らしい! 【22】至る所にあるSF アニメがどれだけサイエンスフィクションを上手く扱うか、気付いたかもしれません。よく見掛けますよね。でもずっとこうだったわけではありません。 SFは日本ではどちらかと言えば低調にスタートし、平均的なSF番組は善対悪を単純化し、善は常に悪に勝利するようにしました。 このような番組はTVであまり長いこと続かず、このジャンルはすぐに人気が低下していきました。 『STAR WARS』が初期の頃のアニメにどれほどの影響を及ぼしたか気付くのは重要です。 『STAR WARS』が初公開される数年前(1977年以前)、SFジャンルは日本であまり人気がありませんでした。 『STAR WARS』において、そのテーマは依然として「善対悪」でしたが、悪は完全な悪というわけではなく、善は全くの善というわけではありません。 今では邪悪な者さえかつて善の仲間の一人でした。 また『STAR WARS』は、ストーリー&キャラクター(隠し砦の三悪人)から衣装(ジェダイは日本的な着物を着て刀を振るった)、メイク(アミダラ女王の芸者メイクやダース・モールの能楽のようなマスク)に至るまで、日本的テーマを大きく取り入れたので、一般的な日本の人々は、この新しく改革されたSFジャンルに親しみを覚えました。 SFジャンルに対する一般の人々の熱を呼び起こした『STAR WARS』という新たな導入がなかったら、その当時制作されたSFアニメシリーズは失敗するしかなかったと言えます。 『STAR WARS』に感化されて、何かと言われる一番有名なSF作品の一つが『機動戦士ガンダム』です。 ジョージ・ルーカスのカルトムービーからいくつかの要素を取り入れて、このアニメシリーズは「日本のSTAR WARS」というこれ以上ない位うまく表現された現象をたちまち起こし、今日まで数々のシリーズ作品を放送し続けています。 他のいくつかのアニメシリーズ、例えば松本 零士による『宇宙戦艦ヤマト』などは『STAR WARS』によるSF復興から恩恵を受けました。 キャプテン・ハーロックのようなカルトアニメキャラクターを見ても、悪名高い悪党のキャプテンでもあった『STAR WARS』のハン・ソロとの著しい類似性があります。 ハーロックはとても人気が出たので、今日でさえ彼のために新しいアニメシリーズ、『HARLOCK SAGA(2002年)』『ガンフロンティア(2004年)』などが依然として制作されています。 このやや辛い始まりの後、SFがアニメシナリオのかなりの部分を占めてきたのは疑問の余地がありません。 それ以来、いくつあるか覚えやすいのは、サイエンスフィクションじゃないアニメシリーズの方のようですね! 『STAR WARS』のおかげで、現在『機動戦士ガンダム』は日本ですでに四半世紀に渡り放送され続けています! (c) Original English text by Ken Kawashima. (※ハーロックを調べてみたら、1970年には登場していて40年以上の歴史を誇ってました^^;) |
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Kneさんは日本語は20年前に学んだ程度で、もうあまり憶えていないとのことですが、自分のルーツの地にやはり興味を持ち、多大な影響を受けられたみたいです。
かつて東京で仕事をした経験もこの文章に生かされていますね。
実際に生まれた時から住んでいる私達からすれば、読んでいて「うん…?」と思う箇所も見受けられますが、外国の人がアニメに影響されて日本通になると、大体Kneさんみたいな意見に近いものになるのではないでしょうか。
このようなアニメの特徴は、日本人には当たり前すぎて逆に指摘されると「あぁ、そういえばそうだな〜」と思う部分がありますね。
外から見た“ANIMEを通した日本文化”の端的なモデルになっている感じです。 アイコニゼーションでの指摘なんか、新鮮に感じました。「指切りげんまん」はなにか不思議なおまじないに見えるのでしょうか。 アメリカでは微妙にニュアンスが違うようですが、pinky promise/小指の約束があるそうで、Give me a pinky promise.(絶対約束して)みたいに使うそうです。 約束を守らなかったら「針千本」ではなく「小指を切っちゃうよ」みたいな意味があるとか。ハハッなんか恐いような。 「 池で跳ねる鯉」なんか普段ボーと観ていて、全然気にしていなくて。演出の方に申し訳なかったですね。 最近そういうシーンってあったっけ? 「鼻血」はあちらのフォーラムでもよく「不思議」だとか「ありえない」って言われますがそうか、下半身の高まりでは放送的にまずいのか、それで…^^) いや、確かに下ネタに走らなくて済むという利点がありますね。 しかしこの頻繁に使われる便利な記号的表現、漫画では大昔からありますが、誰が最初に始めたのか気になります。 漫画家、谷岡ヤスジが70年代に作中で使用して流行語になったという「鼻血ブー」でしょうか? 謎です。 それから楽しく読めたのがパンティーの項目でして。日本の一部のアニメがなぜあれほどパンチラにこだわるか謎が解けました^^) なんか釣られて思わずトップ絵もパンチラになったというか。 そうかぁ自分も日本人もカルチャーショックをまだ引きずっていたのか…。パンチラはnational fetishだったんだ。なんかこのフレーズ気に入ってしまいました。 自動販売機はアーバン・ディクショナリーの日本の定義でも挙げられていましたね。世界に冠たる自動販売機王国、日本! 当然アニメでもやたらめったらに出てくるわけですが、覆面同盟というサイトさんに「自動販売機の謎」というエッセイがありまして引用させてもらいますと、 「商品と現金がセットで街角に放置されている。フランスで日本と同じ様な自動販売機を設置すると(略) 跡形もなく消えているかボコボコに破壊されて、商品と金は盗まれているだろう。(略) 世界の殆どの国で同じ様な事が起こると思う」 嗚呼、日本っていい国なんだ。最近何かと物騒ですが、世界的に見れば治安の良さが、この大増殖の原因の一つになっていたんですね。 いろいろと日本を再確認させてくれたkenさんのエッセイ、楽しく読ませて頂きました。[05/5/5 更新] |
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